01 |思想編|なぜ旅を人生に組み込むのか?

資産型旅シリーズ|思想編 第2話|妻へのプレゼン─“夢”を“現実”に変える最初の扉

夫
「“旅は資産になる”──本気でそう思ってる。でもそれを“早期退職して世界を旅する”って話にしたとき、最初のハードルはやっぱり妻(あなた)だったんだ」
妻
「正直、“旅しながら暮らす”なんて、夢物語だと思ったよ。しかも、仕事を辞めて…って」
夫
「だからプレゼンした。“旅=浪費”じゃなくて、“自己資産を育てる旅”として、家計・設計・思想まで全部まとめて」
妻
「その熱量と説得力に、ちょっとびっくりした(笑)。“設計された夢”なら、見てみたいって思った」

はじめに|共に進むための“第一歩”

このブログで提案している「資産型旅」という考え方──
それは、最初から夫婦の共通言語だったわけではありません。

“自由に生きたい”という想いは、私の内なる衝動。
でもそれを二人の人生設計として共有するには、
「夢」から「計画」へ落とし込むプレゼンが必要だったのです。


なぜ、妻にプレゼンが必要だったのか

  • 私にとって「自由」はずっと憧れだった
  • でも、妻にとっては「突然の宣言」にも映ったはず
  • 一緒に歩むには、“思想・設計・現実”を言葉にして、見える形で共有しなければならない

そのために準備したのが、
「資産型旅プレゼン資料」でした。

PowerPointではなく、A4用紙2枚の図解付き構想メモ
旅の価値を再定義し、ライフプランと資産形成の戦略に落とし込んだものです。


プレゼンの中身|「資産型旅」というライフスタイル提案

1. 資産型旅とは何か?

  • 旅=消費ではなく、「自己資産を育てる投資」
    • 特に「経験資産(Experience Capital)」という概念──旅で得た知識・判断・価値観が、将来の人生を形作る“内なる資本”になるという視点を共有
    • 自由を支える三本柱:人的資本・金融資本・社会資本

    2. どこへ?いつ?どれだけ?

    • 季節と気候に合わせた“ベストシーズン滞在”
    • スターアライアンスの世界一周航空券を活用し、無駄なく回る

    3. 暮らすように旅し、発信する

    • 現地の暮らしを楽しみながら記録する
    • ブログ運営=社会資本形成とアウトプット資産

    4. 金融資産(資産運用)と同じく“早く始めるほど効果が大きい”

    • だから、“今”から設計することの意味を強調

    妻の反応|“突飛な夢”が“ふたりの戦略”に変わる瞬間

    最初は、やっぱり戸惑っていたと思います。

    でも──
    「いつかは…」ではなく、
    「この先3年でここまで準備できる」という数字と根拠があったことで、
    “話が現実味を帯びた”のだと思います。

    何よりも、
    「自分ひとりで勝手に決めたのではなく、ふたりで描く未来だった」こと。

    それが、彼女の心を動かした理由だったのかもしれません。


    プレゼンの本質|人生というプロジェクトを共に設計すること

    プレゼンとは、相手を言いくるめるものではなく、
    「未来を一緒に描くための共創」

    この“旅のプレゼン”をきっかけに、
    私たちの人生設計は明確に変わりました。

    • 旅の捉え方
    • 資産形成の方向性
    • 働き方と退職の時期
    • 情報発信という行動資本

    これらすべてが、「資産型旅」という軸で結びついていったのです。


    続きはこちら

    第2.5話では、旅を「資産」として考える上で欠かせないもう一つの視点──
    “経験資産”という見えないけれど確かな力について、私たちの実体験を交えて深掘りしていきます。

    この記事を書いた人
    shisantabi管理人(夫)
    shisan-tabi管理人(夫)
    旅のプランニングと資産設計を通じて、自由な人生を構造的にデザインすることを追求中。
    50歳での早期退職を目指し、世界一周航空券での長期旅を本気で準備しています。
    思想・構造・実践──人生を支える「資産としての旅」を記録・発信中。