02 |実例編|自由を生きる人々

海外ホテル予約でメールが放置?──でも「WhatsApp対応」で旅が劇的にスムーズに

海外ホテル予約のメールが返ってこない──でもWhatsAppなら即レス?

今回は、バリ島ウブドのホテル「Cendana Resort and Spa」で体験した、予約メールが無反応なのにWhatsAppで一変する驚きの対応力と、柔軟な旅設計の実例をご紹介します。

60代で毎年バリとギリシャを巡る自由なご夫婦のおすすめから始まったこの旅。ホテル予約から空港送迎、スパやケチャ鑑賞の調整まですべてをスマホひとつで完結させた、リアルな自由旅の工夫とは?

この記事では、海外旅行の予約術、現地でのやりとり術、自由な旅を支える設計の力について、shisan-tabiらしい視点でお届けします。

「自由な旅には、柔軟性を設計する力がいる」──その意味を、リアルな体験から感じていただければ幸いです。

メールしても2週間放置?──でもWhatsAppなら即レス!

「自由に生きているな」と感じる人に出会うと、こちらまで背筋が伸びる。

60代のご夫婦──年に一度は必ずバリ島とギリシャへ。
バリ島では必ずウブドの同じホテル、そしていつも同じ部屋を指定して予約しているという。

これまでにバリ島には40回以上、このホテルには20回以上連続で泊まってきたという、まさに“自由な旅”を生きる人々。

Cendanaのプール
ご夫婦が「世界でいちばんくつろげる」と語ったCendanaのプール

そんな彼らがすすめてくれたホテルが、ウブド中心部の「Cendana Resort and Spa」。
「ここの304番の部屋からの眺めが最高なんだ」とまで言われたら、これはもう試してみるしかない。

ホテルの詳細は、公式サイトでも確認できます。

今回は半年以上前の予約。急ぐ必要もなかったので、エクスペディアなどの予約サイトではなく、ホテル公式サイトからメールで予約を試みることにした。

なにしろ、部屋番号まで指定した予約。
どうせなら、ポチッと済む旅ではなく、「設計された自由」を味わってみたかった。

ところが──メールしても、返事が来ない。1週間、2週間… そしてリマインドしてようやく返信。

「あぁ、海外あるあるだよね」とあきらめかけたその時、突如こんな一言が届いた。

「メールはあまり見ないから、WhatsAppでやりとりしようか?」

そこから、すべてが変わった。

WhatsAppに切り替えたら、旅が一気に「フレンドリー」になった

WhatsAppに切り替えた瞬間、ホテルスタッフとのコミュニケーションは驚くほどスムーズに。
数分で返信が来て、やりとりも温かい。言葉の壁すら、心地よいリズムに変わっていった。

しかも今回は、ホテルのパッケージプランで予約。
空港送迎、毎日の朝食、滞在中1回のディナー、マッサージ、ケチャダンス鑑賞まで含まれていた。

そして、これら全ての予定がWhatsAppだけで調整できてしまうという“ゆるくて実用的”な体制。

「ディナーは何日の何時にする?」
「ケチャダンスはこの日が空いてるよ」
「マッサージは明日どう?」
──まるで旅のコンシェルジュとチャットしているような感覚だった。

ホテルスタッフとのやりとり
WhatsAppでのやりとりは、まるで旧知の友人との会話のように軽やか

実際に、WhatsAppだけでこれだけの調整ができてしまいました👇

WhatsAppでできたこと一覧
  • 空港送迎の調整
  • ケチャダンス鑑賞の予約
  • 滞在中のマッサージのスケジュール
  • ディナーの日時調整
  • 一日観光の行き先調整
  • ドライバーとのやり取り

空港送迎も、まさかの“顔写真&サイン”付きで安心感MAX

現地到着時には、空港での送迎も少し不安だったが、到着前にドライバーの顔写真と「このサイン持って待ってるよ!」という画像まで送ってくれた。

送迎ドライバーとサイン
WhatsAppで届いた写真。「このサイン持って空港で待ってるよ!」

異国の地でも、こんな風に“現地の誰かとつながっている”安心感は、とても大きかった。

自由には、ちょっとした「設計力」と「柔軟性」が要る

チェックイン時、デポジットの要求もなく、手続きも驚くほどシンプル。

──もっとも、デポジットはたまたま忘れていただけかもしれないので、次回の滞在で改めて確認してみたい。

気づけばもう、テラスであのご夫婦が語っていた“最高の眺め”を、ぼくたちも眺めていた。

テラスからの眺め
プールを望む静かな景色──「ここが世界で一番くつろげる場所」と言ったご夫婦の言葉を思い出す

もちろん、メール放置には少しモヤッとした。
でも、WhatsAppへの切り替えでやりとりが加速し、逆に「柔軟性を旅に組み込む力」の大切さを実感することになった。

この経験が教えてくれたのは、旅先の“混乱”さえも、自分でうまく受け止めて調整できれば、自由はもっと自由になれるということだった。

「自由な旅」は、自分の手でフレームを組み立てていく

航空券もホテルも公式サイトで、ホテルとのやりとりはWhatsAppで。
これは、将来の長期旅に向けた“予行演習”でもあった。

そして、あのご夫婦のブログ──
年に一度、バリ島とギリシャの島々を旅する人生。

そんな自由な生き方に、shisan-tabiも憧れを込めて、静かに敬意を表したい。

そして次回、ぼくたちもまた「チェンダナ」に戻る予定だ。
今回のように、設計された柔軟性と、心の余裕を携えて──

そういえば──

クリスマスイブに、あの送迎を担当してくれたドライバーから、「We wish you merry christmas and a happy new year!」とWhatsAppでメッセージが届いた。

バリ島の送迎ドライバーから届いたクリスマスメッセージ
「We wish you merry christmas and a happy new year!」──旅の終わりに届いたWhatsAppメッセージ

たった一往復のやりとりかもしれないけれど、旅先の誰かと、ふとした瞬間にまたつながる
そんな人間らしいやりとりもまた、自由な旅のひとつの形かもしれない。


shisan-tabiでは、資産としての旅・思想としての自由・構造としての設計を、実体験から発信しています。

今回の記事が、あなたの旅の設計や、柔軟な自由を考えるヒントになれば嬉しいです。

この記事を書いた人
shisantabi管理人(夫)
shisan-tabi管理人(夫)
旅のプランニングと資産設計を通じて、自由な人生を構造的にデザインすることを追求中。
50歳での早期退職を目指し、世界一周航空券での長期旅を本気で準備しています。
思想・構造・実践──人生を支える「資産としての旅」を記録・発信中。